2015年10月10日土曜日

第29回目:圃場管理、講義

実習があるのは、今日を入れてあと2回しかありません。あっという間でした。実習と言っても、やる作業は「片付け」だけです。

【実習】イチゴの管理

最後のイチゴ管理です。枯葉をとってランナーを切ります。

 すっきりしました。
来年の実習生のために、たくさん実をつけてくださいねw

【実習】サツマイモ収穫

北海道でサツマイモができる、というのは、結構皆さん驚かれますが、ご覧の通り、マルチをしてやることで立派に育ちます。

土の中から出てきました。品種は「安納芋」です。焼き芋にすると、何もしなくてもスイートポテトになるやつですw

収穫したものはガラスハウスに入れてキュアリングします。

ちなみに以前収穫したカボチャ類、まだ残っているので、抽選会を行って皆で分けました(笑)

【実習】自主管理圃場片付け

今後実習の時間がほとんどないので、個人圃場を片付けます。

一気にがらんとしちゃって寂しくなりましたね。

ズッキーニですが、黄色の品種の「オーラム」の成長っぷりがすごかったです。写真では分かりにくいかもしれませんが、緑色の「ダイナー」に比べると圧倒的です。一週間に一度というペースだと、実が大きくなりすぎて毎回困るくらいでした。
オーラム 
ダイナー

【講義】新規就農について

北海道農業公社から講師に来ていただいて講義をしていただきました。前回の内容と若干被る部分もありましたが、より具体的な話が聞けてよかったです。ただ・・膨大な借金をして新規就農するケースも紹介されましたが、正直少し違和感を覚えました。借入の額に対して実際にペイできる仕事ができるのか・・?という率直な疑問です。特に畑作や野菜は収益という観点からすると相当厳しい世界ですし、普通に家族経営で事業を立ち上げる感覚から見ると(農家は個人事業主)今時の感覚からすると初期投資の額が一桁違うんじゃないか?という気がしました。補助金の制度など確かに充実していますが、45歳を境目にして(未満、というのがミソ。つまり44歳までになんとかしなきゃなりませんw)極端に違うというのもよくわかりません。

農業生産法人に就職したり、もしくは自分自身で法人を立ち上げるのであればまた話は変わってくると思うのですが、農業とは縁のない人が農家になりたい場合(つまり農業に転職したい場合)、未だに大変な壁を乗り越えなければならず、しかも相当のリスクを背負う必要があります。農業は食料を作るとても大事な産業だと思いますが、ちょっと独特だよなぁ・・というのが正直な感想です。

個人的には、今時は何でもかんでも「保有」する必要はないのでは?と思いますし、品種を絞って専業で大量生産、なんていうのも、法人化して大規模にやる以外ではちょっと考えにくいよなぁ・・と思います。

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