2015年4月1日水曜日

さっぽろ農学校専修コースの受講生になりました

農業を勉強したい

北海道に移住してきて3年以上が経過しました。その間、ご近所の貸農園をお借りして、見よう見まねでやってまいりました。

土が良いのか素質があるのか、はたまた単なるビギナーズラックなのかわかりませんが、そこそこの収穫物はありました。一応、本などを買い込んで勉強しつつ、自分なりに色々やってみましたが、結局それだけでは単なる遊びや趣味の範囲でしかありません。 やはり、恥ずかしくなく「半農半IT」と名乗るためには、自家用野菜は自分たちで作りたいですし、願わくばある程度そこから収益を上げて、金額ベースでの自給自足をやりたいです。そのためにもきちんと勉強する必要性を感じていました。
また、自分はIT技術者であります。昨今は一次産業にITを持ち込む動きが多方面で盛り上がっています。私個人としても、そういった動きに乗りたいところですし、実際に乗っているわけですが、実感としてその手のITツールは「IT屋さん目線で作られたもの」が多いように見受けられます。結局、本当の現場を理解せずに、今ここに使えそうなIT技術があるから組み合わせてみました、という印象が強い製品が多いです。でも、そういう自分も、本当の意味で現場のことがわかっていないので、偉そうなことは言えません。ですから、まずは農業の基本を勉強して、基礎的なスキルをつけて、生産者の立場からITを見たい、という思いが強くなりました。

じゃぁ、どうするか。北海道は農業大国です。うちの近所にも畑が沢山あります。しかし、いざ勉強しようとすると、なかなか難しいのが現状です。農業大学校だとお金も時間もかかる。農業研修だと就農希望者向けだったりして、かなりハードルが高い、農業体験ツアーなどは単なるお客さまだし、近くに農家さんがいるとはいえ、週末だけ修行させてください、とかありえないし(笑)・・という感じなのですが、幸運にも、私が住む札幌市には「さっぽろ農学校」という、すばらしい市民農業講座がありました。

「さっぽろ農学校とは」

「札幌農学校」と言えば「北海道大学」の前身であり、Boys, be ambitiousな学校でありますが、「さっぽろ農学校」は北大とは関係ありません(笑)
農業に関心ある市民を対象に、新たな担い手農業者や農業応援団として育成するため、平成13年度から市民農業講座「さっぽろ農学校」を開講し、農業知識や技術が習得できる機会を提供しています。(さっぽろ農学校Webサイトより)
座学のみの入門コースと、実習がメインの専修コースの二つがあります。そのうち専修コースの方は、新規就農や農業法人への就職、 農に関わる活動を検討されている人向けの講座、ということで、まさに自分にとってぴったりな内容でした。
4月から10月までの間、ほぼ毎週土曜日、朝9時から夕方5時まで講義と実習で、札幌農業支援センター内の農学校実習圃場で作物の栽培はもちろん、ビニールハウス張りからトマトの加工、販売実習や卸売市場見学まで、まさしくフルコースを一通り勉強することができます。今期で14期目らしいのですが、過去の卒業生には新規就農された方もたくさんいるらしく、農業つながりなお友達もたくさんできそうです!
ただし、この専修コース、これだけの内容があるので非常に人気らしく、毎年結構な倍率だそうです。なので、自分もかなり気合を入れて志望動機を書いて応募しました。手書きで願書を書いたの、何年ぶりでしょうか(笑)

選考結果が来るまで少し時間があったのですが・・アレですね、受験の合格通知を待っている気分といったら大げさですけど・・選考通知を頂いた時は陰ながら若干ガッツポーズを取ったのは内緒ですww

研修日記を始めます

というわけで、2015年4月4日が開校式&初回の講義となります。このブログでは、その研修の様子を書きとめていく予定です。乞うご期待。

0 件のコメント:

コメントを投稿